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一生の宝物★JET体験記

  • 私のJETプログラム物語
  • 2017-06-14
  • チェ・ヨンソン

    青森県弘前市 2013年4月~2016年4月 CIR

    国際広域観光課

  •  最初に弘前市に発令された時には、初めて聞く不案内な都市名に、期待よりは不安が先行していましたが、任期を終えた今は誰よりも先に立って、青森県弘前市を広報する、東北地方の青森を愛した国際交流員です。
     今日は3年間国際交流員として私が担当していた業務の紹介とJETプログラムを通じて感じた点について紹介させていただきます。
     
    ▣国際交流員の業務
      国際交流員の業務は、本人が属している地方自治団体によってその内容が大きく異なります。学校訪問および地域住民対象の講座が主になる国際交流員がいる一方、広報をはじめ観光業務や通・翻訳が主になる国際交流員もいます。私は観光課所属として観光業務を主にしながらその他の各種の国際交流業務も担当しました。今からもう少し詳しく紹介させていただきます。
     
    弘前広報活動
     初めて任された仕事は韓国に弘前を知らせる広報活動でした。Facebookページ(弘前市プロモーション:https://www.facebook.com/hirosakicitypro.hkg)とネイバーブログ(Welcome to Hirosaki:http://blog.naver.com/hirosaki2013)を運営しながら弘前の各種情報を紹介しました。計画書から素材選定および取材活動、そして原稿作成や最終更新まで!作業をしながら個人的にも弘前についてもっと知って理解することができた良い経験でした。その他にも韓国で開催される旅行相談会やお祭りに参加し、弘前をPRする仕事とともに弘前を訪れてくださる訪問団の方々のご案内も担当しました。こうして仕事をするうちに自然と私のいる地域にもっと愛着を抱くようになりました。
     
    2013VISIT JAPAN韓国アウトバウンド相談会inソウル
     
    通・翻訳と執筆活動
     国際交流員の業務の中で欠かせない仕事が まさしく通・翻訳の業務です。特に、通訳業務は様々な交流行事を行ったり国際会議に出席したりするとき、貴賓の方々を迎えるときなどにもれなく登場する業務です。私は通訳を正式に習ったことがなかったので、一番心配していた部分でもあります。国際交流員のための通・翻訳の研修や各種の関連書籍を通じて情報を得たりもしましたが、他の何よりも実質的に助けを受けたのは国際交流員の同期と先輩・後輩でした。より専門的な知識と多くの実戦経験がある方々がたくさんいたからこそ、多くの助言を受けて通訳のスキルを少し向上させることができました。また、自ら多くの実戦を重ねて、失敗と成功を味わいながら自信を持つこともできました。
     そして、翻訳および校正業務も欠かせません。社内の広報物をはじめ観光パンフレット、公文書など様々な分野の翻訳物に接しますが、その度に、誤りを犯して一生札付きになるのではないかと心配しながら作業した覚えがあります。しかし、情熱を注いだだけに完成物を見ると、満ち足りた心を隠すことはできません。
     また、地元の新聞を通じて毎月、韓国の文化を紹介する連載記事を書いたりもしましたが、このような経験も国際交流員だったからこそできたことではないかと思います。
     

    翻訳/校正作業と執筆活動を通じて完成した各種印刷物
     
    文化講座および絵本の読み聞かせ活動
     個人的に一番好きだった業務の一つです。韓国料理講座をはじめ韓国の伝統遊び体験、伝統工芸品作り体験や伝統衣装の着付け体験など様々な分野を通じて韓国を紹介できる機会でもあります。
     最初は小さな田舎の村で韓国に興味を持っている方が果たしてどれくらいいらっしゃるのかという心配もありましたが、心配も一時だけ!毎回講座を通じて韓国に興味を持っている方々がたくさんいらっしゃるのを実感し、嬉しかったり感謝の気持ちでいっぱいになったりしました。時には私より韓国の歴史やハングルの歴史についてよくご存知の方々もいらして自分自身を省みる時もあれば、時には韓国に対する誤解を持っている方々の誤解を解くために大汗をかきながら説明する日々もありました。こうして講座を通じてたくさんの日本の方々と韓国文化について調べてみて、お互いの意見を交わす時間を持ちながら、私も当然視しておろそかにした韓国文化をもう一度振り返ってみる機会を持つことができました。
     

    弘前図書館で行われた絵本の読み聞かせ


    弘前中央公民館で行われた韓国料理教室

     
    韓国語講座の活動
     市役所職員を対象とする所内の韓国語講座と韓国語スピーチ大会を準備する学生を指導しました。
    初めてJETプログラムの筆記試験を準備する時、本当にしたくなかったのが韓国語の勉強でしたが、国際交流員になってからあらかじめ勉強しておかなかったことを一番痛切に後悔した科目でもあります。
     私が最も驚いたことの一つは、韓国語を勉強している学生が思ったより多かったことです。特に、青森県では第2外国語として韓国語を教える学校がないにもかかわらず、韓国語を自発的に勉強する若い学生がたくさんい​​ました。主に韓国のアイドルや俳優が好きで韓国語を習い始めた学生がほとんどでしたが、若い学生たちが一生懸命学ぶ姿にすごく感心しました。
     

    「話してみよう韓国語」大会最優秀賞受賞記念写真
     
    国際交流員を終えて...
     国際交流員として過ごした3年。学校で、あるいは本では学べなかった日本について多くのことを見て、感じて、理解することができました。
     私が任期を務めた弘前は私の第2の故郷となり、任期を終えて東京にいる今も、弘前の多くの方々と連絡を交わしており、多くの応援も受けています。私にとって弘前で出会ったたくさんのご縁は、生涯の頼もしい友達であり、サポーターです。このような大切な人々に出会えたのもJETプログラムのおかげでしょうね。
     無論、他国での生活であるため、大変なこともあります。最初は担当者と色々な意見の違いで争って、日本人の『本音』、『建前』文化も実際に経験して衝撃を受けた時もありました。最初は「彼らはなぜ、私たちを理解してくれないのだろう」と思いましたが、今では「彼らの立場ではそのように思えるかもしれない」と彼らを理解する余裕も持てるようになりました。私が思うに、国際交流員は日本を誰よりもよく理解できる韓国人ではないかと思います。そのため、個人的にもこれから韓国と日本がより良好な関係を維持できるようにする架け橋の役割に努めていきたいです。
     最後に、もし今JETプログラムに申し込むかどうか悩んでいる方がいらっしゃるのなら、躊躇せずに申し込んでみてください~!絶対後悔しないはずです ^^
     

    市役所同期たちと一緒に弘前の夏ねぷた祭り