こんにちは!クレアソウルメールマガジンです!
※この原稿は、クレアソウル事務所に来られたインターン生に寄稿していただきました。
今年、韓国では10日間に3つの大型で強い台風が直撃するという異例の出来事がありました。
これまで3つの台風が続けて韓国に打撃を与えたケースは何度かありましたが、強さが猛烈な台風が3つ連続で来たのは観測史上初めてのことです。
梅雨だった7月は、北太平洋高気圧に広く覆われ、一度も台風が発生しませんでしたが、8月末から夏の台風の台風8号(バービー)と台風9号(マイサック)、秋の台風の台風10号(ハイシェン)が韓国に被害をもたらしました。
3つの台風がすべて韓国南部から北へ直進する前例のない経路をとったことについて、韓国気象庁は、「今まで7月に東南アジアで発生していた台風が1カ月ほど遅れて発生し、台風が北上する時期に冷たい空気と北太平洋高気圧の間に韓国が挟まれたことで、台風の通り道が作られたため」と説明しています。さらに、今年は、海面水温の上昇し、これが原因で台風が強く発達したと言われています。
気象庁は、「今年は11月まで台風が来る恐れがある」と注意を呼び掛けています。今後の台風も大型で強く、経路も北へ直進する傾向があって、韓国の中部地方や北朝鮮の東北地方など、今までほとんど台風の影響の及ばなかった地域にまで被害が出る可能性があると言われています。