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クレアソウルメールマガジン

日本と韓国をつなぐ最新情報を伝播する Clair Seoul Mail Magazine

  • VOL. 94
  • 2019年09月24日
  • 全国初の「物品選定の審査・審議制」を導入(大邱広域市)
  • こんにちは!クレアソウルメールマガジンです!

    2019年8月23日、大邱(テグ)広域市は「物品(官給資材を含む)選定の審査・
    審議制」の導入により、公正かつ透明な業務システムを構築した結果、地元
    製品の購買率が大きく向上したと発表しました。
    「物品選定の審査・審議制」とは、国家機関である調達庁が作成する物品調達
    電子カタログに登載された物品を対象に、推定金額2千万ウォン(約2百万円)
    以上の物品を購入する場合、適用される制度です。
    従来は、物品購入に際し明確な基準が設定されておらず、特定業者による
    継続的な営業活動により、特別恩恵や不正請託が発生しやすく、発注部署に
    権限が過度に集中するなど、制度の改善が急務となっていました。
    そこで、大邱広域市では、これらの問題を解決するため、今年の4月10日
    から、韓国の自治体では初めて、市単独での「物品選定の審査・審議制」を
    導入しました。
    2千万ウォン以上の物品を対象として、通常の契約審査に加えて、新たな
    評価基準による審査・審議結果も反映させて購買するもので、2千万ウォン
    以上5千万ウォン未満の場合には市会計課、5千万ウォン以上1億ウォン未満は
    市監査官室、会計課、新技術審査課で審査を行い、1億ウォン以上の物品では
    外部の専門家5人前後で構成する審議委員会を開催し、評価基準により納入
    業者を選定します。
    物品選定の評価基準は、定性評価と定量評価に分けられ、定性評価では製品選
    好度、現場適合性、維持管理性を、定量評価は価格、適期納品、品質管理、
    優先購買対象などを評価します。
    特に、地元経済の活性化のため、大邱·慶尚北道の地元企業や国家物産業クラスター
    (工業団地)入居企業には加点を与え、不公正行為を行った企業は減点します。
    3ヵ月ほど施行した結果、150件の物品選定のうち、大邱にある企業が73件
    (48%)、慶尚北道にある企業が13件(9%)となり、その他の地域の企業の64件
    (43%)を上回りました。
    チン・グァンシク大邱市自治行政局長は、「『物品選定の審査·審議制』の導入
    により業者の特恵疑惑が事前に遮断される効果があった」とし、「地元企業等の
    参加機会拡大により、地元製品の購買比率が高まり、地元経済の活性化にも寄与
    することから、本制度が定着するよう全行政力を集中する」と述べています。

    ※大邱広域市:慶尚北道南部中央に位置する人口約244万人の広域市