HOME > クレアソウルの取り組み > クレアソウルメールマガジン

クレアソウルメールマガジン

日本と韓国をつなぐ最新情報を伝播する Clair Seoul Mail Magazine

  • VOL. 88
  • 2018年07月23日
  • 韓国における高齢者運転免許証返納の増加について
  • こんにちは!クレアソウルメールマガジンです!


    7月1日、ソウル市は、運転免許証を返納した70歳以上の市民が2018年は、
    1,387人に過ぎなかったが、2019年は、5月末現在で8,000人を越えたと
    発表しました。


    1年も経過していない間に、約6倍も増加したことは、高齢運転の危険性に
    対する広報が多く行なわれたこと、また、運転免許証を自ら返納する高齢
    運転者に交通カードを支給するなどのインセンティブを与え始めたことが
    要因として考えられます。


    高齢運転者の交通事故は、事故の被害者はもちろん、運転の当事者にも
    予期せぬことであり、取り返しのつかない被害を発生させる社会問題として
    注目されています。
     
    この5年間(2014年~2018年)、全体の交通事故件数は4.9%減少したものの、
    65歳以上の高齢者の交通事故件数は15%急増しています。


    ソウル市では高齢運転者の事故増加と運転免許の自発的返納の増加などを
    考慮し、高齢運転者に交通カードを提供するための予算を追加で編成し、
    1,000人に支給する予定であった交通カードを今年は7.500人に支給する
    ことにしました。 


    交通カードをもらえる資格は、2019年1月1日以降、運転免許を自ら返納し、
    免許を失効させた70歳以上のソウル市民であり、初回だけ10万ウォン
    (1万円)分がチャージされた交通カードを受け取ることができます。


    ソウル市は市内31か所の警察署と4ヶ所の免許試験場の免許返納窓口で
    9月までに申請者を受け付け、10月に対象者を選定する予定です。
     
    交通カードの支給は、ソウル市議会が3月28日に制定した「免許返納高齢者
    支援条例」に基づいて行われています。


    また、ソウル市では増加傾向である高齢者の交通事故の予防に向け、道路
    交通公団ソウル支部および市民団体とコラボし、敬老堂、自治区の福祉施設、
    老人大学など高齢者がよく訪れる約330機関を訪問し、毎年1万人余りの
    高齢者を対象に「訪問交通安全教育」も継続的に実施しています。 


    今後は、ソウル市における高齢運転者の運転免許返還モデル事業が韓国の
    各市道にどのような影響を及ぼすかが、注目されます。
    ※老人福祉法の第26条(敬老優遇)に基づき満65歳以上の老人は首都圏の
       地下鉄、都市鉄道無料利用(バス、タクシーは除外)